Got A Lot O’ Livin’ To Do/ゴット・ア・ロット・オブ・リビング
映画「さまよう青春」からの、人間のポジティブな感情が溢れる傑作<ゴット・ア・ロット・オブ・リビング>
はエルヴィス・プレスリー主演の2作目にしてエルヴィスらしさに満ちた映画のサントラ盤からです。映画公開と同時にリリースされ、チャート初登場11位、翌週にはトップにランクイン。
<ゴット・ア・ロット・オブ・リビング>はシングル盤はリリースされず、EP盤とアルバムだけでしたが映画では劇中何度も披露されています。
「A Big Hunk o’ Love」「Good Luck Charm」「I Got Stung」「Stuck on You」「It’s Now or Never」や、「I Was The One 」「Santa Bring My Baby Back (To Me) 」「Dixieland Rock」などを提供しているアーロン・シュローダーとベン・ウィリアムズが書き上げたアップテンポのロックンロールナンバーです。
エルヴィス・プレスリーとは何者だったのか
エルヴィスの歌声は悲しいバラードであっても声に喜び、嬉しさ。楽しさが滲み出ています。これは性格的なものだと思います。失恋ソングであっても相手への感謝が込められているからでしょう。
感情は哀しみに使わずに、生きるために使います。喜びや嬉しさのためだけに使うべきです。
<のっぽのサリー>を聴いたヒトが機械的だと言ってるのを聞いて、頭で聞いているからトンチンカンな説明をしていると思いました。ロックは頭で聴くのではなく身体で聴く音楽です。残念なことに知識として入ってきたのは洗脳音楽のせいなのでしょう。つまりロックを聴く土壌がなく、知識として聴くしかなかったのでしょう。エルヴィスは「音楽に垣根なんかない」が心情のシンガーでした。だから多くの若者に「おれたちもやっていいんだ」と勇気を与えました。実はこれが一番大きかったと思います。
だから死後もすでに生きた期間をとっくに過ぎているのに、キングであり続けているのです。でも日本には「音楽に垣根なんかない」と言わせるほど抑圧されたポップスの世界はありませんでした。だからロックの心もエルヴィスも受け入れるものがなかった。エルヴィスは歌う映画俳優でしかありませんでした。裕次郎、小林旭、加山雄三に近かったのです。だけどアメリカではお国事情が違うので女の子にとっても事件でした。
エルヴィス・プレスリー1969年ラスヴェガス ポスター 装飾 絵 キャンバス 壁アート リビングルーム 寝室 印刷 アートパネル28x28inch(70x70cm)
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