アイ・ガット・ラッキー/I Got Lucky:1961

恋のKOパンチ エルヴィス全仕事

「昭和」が人気だそうですが、<アイ・ガット・ラッキー>は、昭和のど真ん中を印象づけるメロディ・ラインの美しいミディアム・テンポなツイストナンバー 1961年10月27日録音。
・・・幸福の見つけ方手引曲です。

君を見つけて、ボクは幸せを手に入れた♪

と、エルヴィスは、60年代エルヴィス特有の優しさをふりまきながらスイングします。

軍隊帰りの若者(エルヴィス)が、フトしたことから、プロボクサーになり、ギャングと戦いながら経営難に苦しむジムを助けるためにボクサーとして大成するまでを描いた恋とアクションの映画『恋のKOパンチ』からの一曲で、エルヴィスの器用さが楽しくさせてくれます。
第一次ロックンロールブームが終わった時代の軽快なツイストナンバーに仕上がっています。
映画『アメリカン・グラフィティ』が描いた時代の音楽ですね。

アイ・ガット・ラッキー/I Got Lucky

恋のKOパンチ

 

幸せをよぶ四ツ葉のグローバー
一度だって見つけたことはない
ウサギの足のお守りも幸運の星も
願い事の叶う魔法の木だってありゃしない
でもラッキーだったよ
本当にラッキーだったよ、君に出会えてね

肩の上に虹もかかってないし
ドアに馬蹄のお守りもない
でも強く抱きしめてくれる君がいれば
これ以上のことはない
そう、ラッキーだったよ
本当にラッキーだったよ、
君に出会えてね

*いつもおまじないをしてるんだ
やっと見つけた愛がどこかへ行きませんようにってね

**だから愛してるって言っておくれ
急いで式の日どりも決めて
そしたらこの幸運が
逃げてしまうこともないから
そう、ラッキーだったよ
本当にラッキーだったよ、
君に出会えてね

* くり返し
** くり返し

そう、ラッキーだったよ
本当にラッキーだったよ、
君に出会えてね

(川越 由佳 氏:翻訳)

エルヴィスの歌声を聴いているだけで幸福になれる瞬間

ビールいっぱいを飲んだときに幸福になれる瞬間

ケーキ2個食べただけで、死んでもいいと思う瞬間

好きな彼女の笑顔をみただけで生きててよかったと思う瞬間

幸福の形はさまざま。幸福はとっても簡単。

だけど幸福を語ろうとすると、他人と比較したり、未来を考えたり、あるべき形にこだわってしまうのは、なぜ?

不安を尺度にして幸福をはかるから、
幸福が見えなくなってしまいます。

 

君を見つけて、ボクは幸せを手に入れた♪
と、幸福を感じていても、次には、好きこそ悩みの種にもなります。

やがて、口からこぼれる歌は、
「ラスベガス万才」の<ひとりぼっちのバラード>に変わったりします。

実際は幸福の形はさまざまで、前ぶれもなく、突然現れる。
人の一生は一瞬、一瞬を重ねるしかないのですから、

実際に感じることができる幸福は、突然前ぶれになしに現れ、すぐに去っていくものでしかありません

<アイ・ガット・ラッキー>
映画「恋のKOパンチ」の挿入歌ということもあって、大して注目にならなかった曲ですが、後年キャムデン盤のアルバム・タイトルにもなるほど傑作なのです。

多分、すごく好きという人は少なかったのでしょうが、多くの方が好感をもって、愛した曲ではなかったでしょうか?

それは、<アイ・ガット・ラッキー>にふさわしいことだと思いませんか?

「恋のKOパンチ」・・・ポロシャツにツイスト・・・

<アイ・ガット・ラッキー>の幸福はとっても身軽です。

青い鳥は、いつでも自分の心。
不安ゲームを始めると、青い鳥はかくれんぼうで遊びます。

<アイ・ガット・ア・ラッキー>をハミングすれば、不安ゲームは終了。
聴いて歌って、いつでもエルヴィスは楽しいですね。

KID GALAHAD

恋のKOパンチ

Never found a four leaf clover
To bring good luck to me
No rabbit’s foot, no lvcky star
No magio wishing tree
But I got lucky
Yes, I got lucky
when I found you

Got no rainbow around my shoulder
No horse shoe on my door
But I got you to hold me tight
And who could ask for more
Oh. I gof lucky Yes. I got luoky
when I found you

* Always walk around with ali my fingers crcssed
I’m afraid fhe love i found jusf mighf get lost

** So won’t YOU tell me that you love me
Hurry up and name the day

And then l’ll know that my good luck
Is really here to stay Oh. I got lucky
Yes. I got lucky
when I found you

* Repeaf

** Repeat

Oh. i gof lucky
Yes. I got lucky when I found you

恋のKOパンチ

恋のKOパンチ

ギャング映画の名優ジェームス・ギャギニーを主演に1937年に製作されヒットした「倒れるまで」をエルヴィス・プレスリーでミュージカルに仕上げてリメイクした傑作。ボクサーにエルヴィス。ジムのオーナーに名優ギグ・ヤング、トレーナーにチャールズ・ブロンソン、恋人役に「ブルーハワイ」に続いてがジョーン・ブラックマンが扮して脇を固めた。1962年公開
監督はフィル・カールソン(サイレンサー・シリーズ)

エルヴィスは本作でビートの効いた主題歌<広い世界のチャンピオン>を含めて計6曲を歌っている。曲数は少ないが質の高い佳作揃い。

  • ウォルター・グリック:エルヴィス・プレスリー
  • ウィリー・グローガン:ギグ・ヤング
  • ドリー・フレッチャー:ローラ・オルブライト
  • ローズ・グローガン:ジョーン・ブラックマン
  • ルー・ナイアック:チャールズ・ブロンソン
  • オットー・ダンジグ:デヴィッド・ルイス
  • メイナード:ロバート・エムハート

恋のKOパンチ

エルヴィス・プレスリー主演「恋のK・Oパンチ」のサントラ、アウトテイクを網羅。
Kid Galahad

1.King Of The Whole Wide World
2.This Is Living
3.Riding The Rainbow
4.Home Is Where The Heart Is
5.I Got Lucky
6.A Whistling Tune
7.King Of The Whole Wide World (1st version) – takes 1,2
8.Home Is Where The Heart Is takes 13,14
9.Riding The Rainbow (1st version) take 1
10.I Got Lucky (1st version – alternate master) take 6
11.King Of The Whole Wide World (1st version) – takes 7,8
12.This Is Living – take 2
13.Home Is Where The Heart Is – takes 1,2,3,6,7
14.King Of The Whole Wide World (1st version) take 13
15.A Whistling Tune – take 2
16.King Of The Whole Wide World (1st version) – takes 14,15,16,17,20,21,25
17.I Got Lucky (1st version) – take 1 1:41
18.Home Is Where The Heart Is take 10
19.King Of The Whole Wide World (1st version) take 31
20.Riding The Rainbow (1st version) take 7
21.King Of The Whole Wide World (2nd version) takes 1,2,3
22.King Of The Whole Wide World (Double Feature Stereo Master)
23.This Is Living (Double Feature Stereo Master)
24.Riding The Rainbow (Double Feature Stereo Master)
25.Home Is Where The Heart Is (Double Feature Stereo Master)
26.I Got Lucky (Double Feature Stereo Master)
27.A Whistling Tune (Double Feature Stereo Master)

 

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