エルヴィス・プレスリーのブルー・ハワイ/Blue Hawall

ブルー・ハワイのサントラ盤はヒットチャートのアルバム部門を２０週連続１位をキープした怪物アルバム。
レコーディングにはお馴染みのメンバーである、スコッティ・ムーア（ギター）、D・J・フォンタナ（ドラム）らが参加している。

大ヒット！アルバムは20週連続1位の新記録

2. Almost Always True/オールモースト・オールウェイズ・トルー

3. ALoha Oe /アロハ・オエ

4. No More /ノー・モア（ラ・パロマ）

5. Can’t Help Falling In Love /好きにならずにいられない

6. Rock-A-Hula Baby /ロカ・フラ・ベイビー

7. Moonlight Swim /月影のなぎさ

8. Ku-U-I-Po /私の恋人

9. Ito Eats /イトー・イーツ

10. Slicin’ Sand/スライシン・サンド

11. Hawaiian Sunset /ハワイアン・サンセット

12. Beach Boy Blues/ビーチ・ボーイ・ブルース

13. Island Of Love /愛の島

14. Hawaiian Wedding Song /ハワイアン・ウェディング・ソング

15. Steppin’ Out Of Line – (previously unreleased)

16. Can’t Help Falling In Love – (movie version, previously unreleased)

17. Slicin’ Sand – (alternate take 4, previously unreleased)

18. No More – (alternate take 7, previously unreleased)

19. Rock-A-Hula Baby- (alternate take 1, previously unreleased)

20. Beach Boy Blues – (movie version, previously unreleased)

21. Steppin’ Out Of Line – (movie version, previously unreleased)

初めてのハワイは「ブルー・ハワイ」より新しいハワイ

初めて行ったハワイでは、日本人が多く複数の仕事を持って働いていた。
ハワイで生きることは大変だと思い知らされた。

やがて日本人の役割をベトナム人がしていた。
戦争の敵対国の人がハワイと相互依存の関係に座るのは面白いと思った。
なにより、いつも「ハワイが好き」というのが常套句。

ビッグ・ウエイブ、大きな鯨が寝返りを打つ。
青い水しぶきが沖からの合図のように、豹の眼に映る。

波に魅せられた豹は牙を隠して柔和な欠伸をする。
母の懐に眠るように。夜になれば遥かな国の恋人が訪れ豹と戯れる。
豹はどこまでも優しく砂の上を走る。

ハワイアンロック「ロカ・フラ・ベイビー」

「ロカ・フラ・ベイビー」はロックンローラー・エルヴィスを世界の方々に披露する一大見せ場となっていて、このパターンもエルビス映画の定番になった。

「ブルーハワイ」は、エルビス映画の形をはっきり作ったという点でも記念碑的な作品だし、フラダンスとロックンロールを融合させたのはおもしろい。（アップデート盤にはテイク３も収録されている。）

やがてエルヴィス・プレスリーの真実はどこに行ったのかと思うようになるが、エルヴィスを見せ、聴かせる装置として映画は機能した。

当時、エルヴィスの立つ風景が変わることは音楽的にも、世界中のフアンに感動を与える点でも正しい選択だったと思う。少なくとも決して間違いでなかったのはプロデユーサー、ハル・ウォリスの願力だったと思う。当時、ロックンロールがなにか、誰もわからなった。

名曲「好きにならずにいられない」はライブのクロージング曲になった

「好きにならずにいられない」は劇中オルゴールの音色をバックに歌っているが、原曲はクラシック「愛の喜び」、62年にゴールドディスク獲得、７０年代のライブではエンディングテーマとして、エルヴィスの曲として最も広く知られているのではないかと思うぐらいに有名。
「好きにならずにいられない」は、カヴァ－も多くボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、ボノ、コリー・ハート等多くのアーティストが取り上げていて、UB40で大ヒットした。

アルバム「ブルー・ハワイ」は癒しの宝庫

「ハワイアン・サンセット」「愛の島」も見事にハワイの情景を表現していて素晴らしい出来栄えとなっている。しかしなんと言ってもイチ押しは「月影のなぎさ」。

月影のなぎさ

「月影のなぎさ」。の軽やかな美しさは天下一品。

1957年にシルヴィア・デイが作詞し、ベン・ワイズマンが作曲したトロピカル・ナンバー。
日本ではS盤アワーで火がついて、各種の洋楽番組で1位を独走する大ヒットを記録した。

「月影のなぎさ」。はヒチコックの名作「サイコ」でいかれた主人公を演じたアンソニー・パーキンスが歌ってヒットしたものをカヴァーしたとのこと。これを唄っているアンソニー・パーキンスは本職の俳優の他にもレコード歌手として多数のレコードをリリースしています。

原曲を知らないのでなんとも言えないが、アンソニー・パーキンスの「月影のなぎさ」がビクターからエルヴィスのサン録音と同じように「ゴールデン・スタンダード・シリーズ」で販売されていた。

「月影のなぎさ」のエルヴィス・プレスリーは実に見事。
ロックンローラーであるが、その実力は計り知れないことを聴かせた。
ハワイの夜の海を平泳ぎで浮いている情景が目に浮かぶ。

エルヴィス・プレスリーのハワイアン三部作

60年代エルヴィスのハートフルな素晴らしさを堪能

貴重な写真満載の48Pオール・カラー・ブックレットや、ジャケット写真をあしらったスタンプ・シートも付いています。
エルヴィス初心者にも、コレクターにも一生モノの貴重なのボックス・セット。