ファースト・イン・ライン/First in Line

ファースト・イン・ライン 特選ソングス

大瀧詠一さんが涙を流して喜びそうなエルヴィス・プレスリーのDooWopコレクションです。
「ウエスタン・ユニオン」「奴の彼女に首ったけ」破れたハートを売り物に」のDooWopのノリなんて最高!

ここでは、デビュー間もないアルバム『ELVIS』から「ファースト・イン・ライン」をピックアップ。バケツの中で歌っているような独特のエコーをお楽しみください。
(この時代、まだエコー技術がなかったので、歌う場所を選んでエコー効果を出していたのです!)

「エルヴィス以前にはなにもなかった(ジョン・レノン)」
「俺たちもやっていいんだとエルヴィスが教えてくれた(キース・リチャーズ)」

ファースト・イン・ライン/First in Line

固い枕の兵隊暮らし」から始まるエルヴィス・プレスリーのDooWopコレクション。残念ながら日本でアルバムリリースはされていません。
怒涛の「Hurt(心の痛手)」や「愛がなければ」「イズ・イット・ソー・ストレンジ」が象徴するように、ハズレが一曲もない名曲揃い。

DooWopの名曲のひとつは、アルバム『ELVIS』に収録された「ファースト・イン・ライン」がおすすめ。My Darling~が切なく響きます。

アーロン・シュナイダーとベン・ワイズマンの共作による提供。50年ド真ん中の雰囲気ムンムン。

あっと驚くエコーが哀愁を応援して、素敵なラブソングに仕上がっています。
日本では「のっぽのサリー」「浮世の仕打ち」などと同じ33回転EP盤でリリースされましたね。

世界中のロッカーが真似した圧倒的な「 I Want You I Need You I love You」は、断然ですが、どの曲からもDooWopが楽しめます。

恋にいのちを」なんてA面リリースしても間違いではなかったと、改めて思い知ります。
激しい恋には深い痛手」をチョイスしているのも泣かせます。

トランプ大大統領は、どことなくエルヴィスに似ていますね。
「米国の女性もエルヴィスに似ていてセクシー」とはっきり言ってます。
隠れトランプはそんなところにもいるようです。
エルヴィスを表彰するときも、嬉しそうだったし、彼自身エルヴィスを意識している気がしますね。
エルヴィス・パワーで再選だ。

DooWopはコーラスのひとつ。エルヴィスのバックを務めたジョーダネアーズのルーツはゴスペル。
エルヴィスはエルヴィス自身の琴線に触れる最高のパフォーマンスを求めていたが、エルヴィス・プレスリーは後年、レコーディングに関心が薄れていった。

その原因のひとつに音楽的にバックコーラスが気に入らない点があったという。

エルヴィス・プレスリーのDooWopをお楽しみください。

大瀧詠一のジュークボックス~エルヴィス・プレスリー編
大滝詠一が自宅で愛用していたジュークボックスに入れられていた洋楽オールディーズ楽曲を集めた、コンピレーションアルバムが、タイトル『大瀧詠一のジュークボックス』として、ソニー・ミュージック、ワーナー ミュージック、ユニバーサル ミュージックのレコード会社3社から3タイトル同時発売。ソニー・ミュージック盤はエルヴィス・プレスリーの楽曲のみを収録した「エルヴィス・プレスリー編」。

■日本独自企画ベスト ■歌詞・対訳・解説付 ■監修・特別寄稿:亀渕昭信 ■解説:萩原健太

(AMAZONより抜粋)

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