ガット・マイ・モジョ・ワーキング / Got My Mojo Working

特選ソングス

ELVIS COUNTRY

ガット・マイ・モジョ・ワーキング / Got My Mojo Working

★「MOjO(モジョ)」とは,ヴードゥー教で性的能力を高めるためのまじない

転がるストーンズがこよなく愛したシカゴブルーズの巨匠マディ・ウォーターズの1957年度の作品『ガット・マイ・モジョ・ワーキング』・・・エルヴィス・プレスリーがやるとこうなる。
実はこれ、70年6月のこと。アルバム『
ELVIS COUNTRY』をナッシュビルのスタジオ録音中の息抜きにやったお遊びセッション。次第に本気度が増していくプロセスが熱い。
・・・というわけで『
ELVIS COUNTRY』に『ガット・マイ・モジョ・ワーキング』は、収録されていないのでご注意。意図しない、意志を持ち込まない、あるがままに、どこまでもエルヴィス・プレスリーだってことが肝心なのさ。

皆さん、言うなればそれがロックンロールだったのさ”

She beIongs to me
Mojo working, don’t beIong to you
WeII, she’s mine, aII mine
No matter what you do

*I got my mojo working
But it just don’t work on you
I got my mojo working
But it just don’t work on you
WeII, but she’s’ mine, aII mine
No matter what you do

**She’s Iong Iean and Ianky
Sweet as she can be
Hands off of her,she be Iong stome
Hands off of her,don’t be Iong to you
WeII,she ‘s mine,aiI mine
No matter what you do

*repeat

WeII,she’s Iong ,Iean and Ianky
Sweet as she can be Hands off of her
Less you wanna deaI with me
I got my mojo working
But it just don’t work on you
WeII,she’s mine,aII mine
No matter what you do Yeah,

I got my mojo working
Igot my mojo working
I got my mojo working
But it just don’t work on you
WeII,she’s mine,aII mine
No matter what you do

**repeat
*repeat

Isaid you’re Iong,Iean and Ianky
Cute as you can be
Hands off of her
Less you wanna deaI with me
Oh,get your hands off off her
She don’t be Iong to you
WeII,she’s mine,aII mine
No matter what you do

Yeah, I got my mo.fo working
I got my mojo working
I got my mojo working
I got my mojo working
I got my mojo working
But it just don’t work on you



どれほどブリトニーが可愛くても、カイリー・ミノーグがどれほどセクシーに迫ろうと、ローリング・ストーンズ。
こいつらにかかれば一刀両断。武道館、大阪ドーム・・・答は出たよ、彼等こそロック大魔神!

IT’S ONLY ROCK’N’ROLL、たかがロックンロール、されどロックンロール、それが好きなんだよ、ロック・バカ一代、キース・リチャーズのカッコよさ、シカゴ・ブルースの巨人マディ・ウォーターズがペンキを塗って暮らしていたアメリカの現実に血が哭いた。

それがR&Bの現実で、だからこそR&Bなんだけど。
アメリカ南部の光と影をしっかり瞼に焼きつけて転がり続けた男たち。
飛んで跳ねてロックなライブ、”キース!””ミック!”と絶叫する男たちの気持ちが分かる奴らも少なくない。

”皆さん、言うなればそれがロックンロールだったのさ”

記録映画『ELVIS ON STAGE』『ELVIS ON TOUR』にはたっぷりたっぷり感動した。が、しかしその狭間で歌われる楽曲には、必ずしも同様の感動を覚えたわけではない。

白いジャケットに施されたハートの模様、いかにも女性ファンをターゲットにした甘いデザインに封入されたラブ・ソング。
アンディ・ウィリアムス、エンゲルベルト・フンパーディングにでも任せておけばよさそうな曲たちには欲求不満の贅肉。

しかし、どうだね、あのキースもミックもつまみあげて蹴散らすだけの力のある曲を聴けば、どんなにロマンティックな装いをしょうが、やっぱりあんたが本物。魂切り裂く孤独の響き。”キング・オブ・ロックンロール”笑い声が悲しいほど透明に響く。
ひと息ついて騒いで叫んで笑っても、笑うほどにロックンロールしている切なさ。R&Bの現実で、だからこそのR&Bが聴こえてくる。

まじないをかける男の気持ちが分かるかい。ペンキを塗っている男の胸中に光る思いが分かるかい。

キースやミックにはよく分かる。
そしてエルヴィスはそんな世界をたっぷり見て、たっぷり経験もしている本物がある。
黒の谷間を揺るがし崩すような白い叫びが地響きのように押し寄せる。
それをロックと呼ぼうが、R&Bと呼ぼうが、ゴスペルと呼ぼうが、そんなことは知ったことじゃないと言わんとばかりにフック一途のド迫力。

フック!フック!フック!・・・フックにこだわるのはエルヴィスだけじゃない。
されど血で癒す分だけひっかき傷の血の匂い。ビートはいまも続いてる。
覚えているのは真夏の真昼。自衛隊の大食堂のラジオをから聴こえてきた『ハウンド・ドッグ』『ハートブレイク・ホテル』『監獄ロック』・・・の怒濤の黄金オン・パレード。なんじゃコレ!コレ!コレは!生な荒々しさ、無気味な声。飯喰う手、止める代りに脚を動かし動かしてレコード屋へ飛び込んだ。

その日生まれて初めてLPを買った。『エルヴィスのゴールデン・レコード第1集』・・・それがロックンロールの始まりで、頂戴したのは”ビート”だった。黒い円盤、すり減りすり減り、ロックンロールは、すり減るもんだと記憶した。
それから月日は流れて『ガット・マイ・モジョ・ワーキング』・・・”ビート(至福)”はまだ続いている。『ガット・マイ・モジョ・ワーキング』を歌い終えたエルヴィスの笑い声がなんともクール。

思わずのけぞる!ぶっ倒れるしかないセッションだ。どうなってるんや、コイツの神経は!息抜きがコレかッ!音源はメロディーになってるようだが、『ガット・マイ・モジョ・ワーキング』を切り取った。

息が切れそうになりながらも、抜いても切らずにまじない不要の絶倫、快速しながら回復、ガッツが香り溢れる、しかも声は艶っぽさを失わず最後のYear!まで全力にして全力疾走、
しなやかにして強靱、その魂は高貴。障害物レースの苦難、脳天も空も星も突き抜けるYear!、Yearにこめた思いはなにゆえにして、いかほど?『
LOVE LETTERS FROM ELVIS』!?笑止千万、包装紙はお上品だが、どっこい、男だ、エルヴィス。命が聴こえたら本望。分かったか。

理不尽の山々を越え越え越えて、尚、まじないをかける痛みに、ただただ、うなずき。うなずき。拍手を送る。
その姿こそ幸せそのものだと。

そう、彼女はあんたのものだ!誰も奪えるもんか!ガット・マイ・モジョ・ワーキングLOVE LETTERS FROM ELVIS

ガット・マイ・モジョ・ワーキング

彼女は俺のものだぜ
まじないをかけたんだ お前のものにはならないぜ
そうさ彼女は俺のもの、全部俺のもの
お前が何をしょうがな

*俺はまじないをかけたんだ
だけどお前には効かないようだ
俺はまじないをかけたんだぜ
だけどお前には効かないようだ
でも彼女は俺のもの、全部俺のもの
お前が何をしょうがな

**彼女は背が高くて療せていて
とびっきり可愛い娘なのさ
彼女に手を出すなよ、彼女は俺のもの
彼女には手を出すなよ、彼女はお前のものじゃない
そうさ、彼女は俺のもの、全部俺のもの
お前が何をしょうがな

*繰り返し

彼女は背が高くて度せていて
とびっきり可愛い娘なのさ
彼女には手を出すなよ
俺とやり合いたいって言うんじゃなけりゃな
俺はまじないをかけたんだ
だけどお前には効かないようだ
でもお前は俺のもの
お前が何をしょうがな

俺はまじないをかけたんだ
俺はまじない:をかけたんだ
俺はまじないをかけたんだ
だけどお前には効き目なし
でも彼女は俺のもの、全部俺のもの
お前が何をしょうがな

**繰り返し

*繰り返し

俺は彼女に言ったのさ、君はのっぽで痩せていて
君ほどイカした女は見たことないとね
彼女に手を出すのはよしときな
俺とやり合いたくなかったら
彼女に手を出すのはよしときな
彼女はお前のものじゃない
そうさ彼女は俺のもの、全部俺のもの
お前が何をしょうがな

俺はまじないをかけたんだ
俺はまじない:をかけたんだ
俺はまじない:をかけたんだ
俺はまじないをかけたんだ
俺はまじないをかけたんだ
だけどお前には効かないようだ

ガット・マイ・モジョ・ワーキング、やっぱり、エルヴィス・プレスリー
エルヴィスの魂にはリズムがつまっている。
ガット・マイ・モジョ・ワーキング



書籍
エルヴィスが社会を動かした―ロック・人種・公民権
マイケル・T. バートランド 著

アメリカの差別構造と偏見を破壊したのは、皮肉にも、もっとも人種差別の激しい南部出身の白人青年エルヴィス・プレスリーによるロックンロールだった。エルヴィスの音楽活動と、それを支持した若者を通じて、その社会構造を解き明かす力作。
アメリカに興味のある人、すべてのロックンロール、サブカルチャー、ティーンエイジ、50年代~60年代の社会に関心のある方には、絶対おすすめです。



エルヴィス主演「恋のK・Oパンチ」のサントラ、アウトテイクを網羅。
Kid Galahad

デビューからファイナルまで、特選ロックを集約した日本オリジナル企画の価値ありの一枚。
ロックンロール/エルヴィス・プレスリ-

迫真のステージを感動体験(DVD)
エルヴィス・オン・ステージ スペシャル・エディションDVD

ナンバー1ヒッツを集めた究極のベストアルバム、世界17カ国でチャートトップ
ELV1S:30 #1 HITS

ナンバー1ヒッツだけで語れないエルヴィスの第2ベストアルバム
ELVIS 2nd TO NONE

世界中をとりこにしたメガヒット・シングルを集めた伝説のアルバム

エルヴィスのゴールデン・レコード第1集

1968年のライブ!不死鳥伝説の凄まじい迫力
エルヴィスNBC・TVスペシャル [LIMITED EDITION]

60年代前半の映画3作品を集めたサントラ盤、アウトテイクが楽しい
燃える平原児・嵐の季節・夢の渚



ELVIS 30#1 HITS
2002年9月25日全世界同時発売

1. Heartbreak Hotel/ハートブレイク・ホテル
2. Don’t Be Cruel/
冷たくしないで
3. Hound Dog/
ハウンド・ドッグ
4. Love Me Tender/
ラヴ・ミー・テンダー
5. Too Much/
トゥー・マッチ
6. All Shook Up/
恋にしびれて
7. Teddy Bear/
テディ・ベア
8. Jailhouse Rock/
監獄ロック
9. Don’t/
ドント
10. Hard Headed Woman/
冷たい女
11. One Night/
ワン・ナイト
12. A Fool Such As I/
ア・フール・サッチ・アズ・アイ
13. A Big Hunk O’ Love/
恋の大穴
14. Stuck On You/
本命はお前だ
15. It’s Now Or Never/
イッツ・ナウ・オア・ネヴァー
16. Are You Lonesome Tonight/
今夜はひとりかい?
17. Wooden Heart/
さらばふるさと
18. Surrender/
サレンダー
19. His Latest Flam! e/マリーは恋人
20. Can’t Help Falling In Love/
好きにならずにいられない
21. Good Luck Charm/
グッド・ラック・チャーム
22. She’s Not You/
あの娘が君なら
23. Return To Sender/
心のとどかぬラヴ・レター
24. Devil In Disguise/
悲しき悪魔
25.
 Crying In The Chapel/クライング・イン・ザ・チャペル
26. In The Ghetto/イン・ザ・ゲットー
27. Suspicious Minds/
サスピシャス・マインド
28. The Wonder Of You/
ワンダー・オヴ・ユー
29. Burning Love/
バーニング・ラヴ
30. Way Down/
ウェイ・ダウン
Bonus Song: A Little Less Conversation (Radio edit)/
ア・リトル・レス・カンヴァセーション(ラジオ・エディット)

ボーナス・エンハンストCD 収録ビデオ
1. A Little Less Conversation (Original)  
ア・リトル・レス・カンヴァセーション(オリジナル)
2. A Little Less Conversation (Extended Remix) ア・リトル・レス・カンヴァセーション(JXLリミックス)
3. A Little Less Conversati! on (Music Video) ア・リトル・レス・カンヴァセーションMTVビデオ・クリップ

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