「きみの生を生きぬけ、と人は言う。僕はきみの生を愛しぬけ、と言おう。」
ジャック・ケルアックらビートジェネレーションが発した言葉の数々を筆頭にSOUL電波ビリビリのロックンロールな言葉、ビートな言葉を集めました。元気の源になる言葉があなたを応援します。
街角に立って
決してやってこない人を
待つのがパワーなんだ。
ビートな言葉|シ
きみの生を生きぬけ、と人は言う。
僕はきみの生を愛しぬけ、と言おう。
人が、きみのまわりに集まってきて石をなげるようなことがあったら、きみは、ガラスの家には、住まないだろう。こわれやすいものは、きみの肉体だけでいいのだ。”ビート世代”とは、実に、行動様式に革命をもたらしたものたちのことをいう。言い方を変えれば、強く生に執着する、あたらしいアメリカ青年の自由と活気にみちたグループのことをいうのだ。
この意味で、ジェームズ・ディーンは、必ずしも、この世代を代表する最初の人物ではない。彼の前には、ハンフリー・ボガードがいた。そして彼の演じたかっこいいハードボイルドの私立探偵だっていた。
今、カレッジの若者たちは、こんな言葉を使いはじめている。
“ハング・アップ(おてあげさ)”
僕はこの言葉を、40年代のタイムズスクエアではじめて聞いた。さかのぼっていくと、ビートは、我々の祖先にまでもむすぴついていく。
反抗心にみちた者、おなかをすかした者、どこか風変わりな者、少々気がおかしい者、更にはローレル、ハウデイ(ともにサイレント時代のコメディアン)、ポパイ、何やらかっとして。これ以上は望めないほど大きなサイズのハンハーグにくらいついているウインビー、そして、あのおなじみの独得なハッハッハッではじまるラジオ・ミステリーの人気者、ラモント・C・ザVャドウにもむすぴついていくのだ。
そして今、ピート族には、二つのタイプがある。
一つは冷静派。—-ひげをはやし、ストアでは、じっと落ちついて坐ったまま。黒ずくめの無愛想な女友達をつれていて、何にもしゃべらない。
もう一つは熱情派(ホット)。
気ちがいじみていて、おしゃべりで、ひとみは狂気でかがやいている。酒場から酒場へはしごして、冷静派(クール)には無視されている。
思うに、僕は、今でも後者の方に属しているようだ。ジャズをやってる店にいくと、今でも叫ぴたくなるから。
「ブロウ、マン、ブロウ」
(もっと、もっと鳴らしてくれ)
現代散文の信念と技法/
ジャック・ケルアック
1.自分自身の喜びのために秘密のノートをつけ乱雑なタイプを打つ。
2.あらゆるものに対して柔順になり、偏見をもたず、耳を傾ける
3.自分の家の外では絶対に酒を飲まないようにしてみる。
4.自分の人生を愛する。
5.君が感じるところのものは、それ自身の形態を見い出すだろう
6.くだらない精神に囚われず熱狂する。
7.自分の好きなだけ深く息を吹きかける。
8.心の底から際限なく望むことを書く。
9.個人というあに対して語りえぬヴイジヨンをもつ。
10.詩にではなく、たしかに存在するものに時間を費やす。
11.空想的で病的な執着で胸を震わせる。
12.トランス状態の凝視によって目の前のものを夢想する。
13.文学的・文法的、統語論的なものを排除する。
14.ブルーストのように、時間について年をとったマリファナの常用者のように考える。
15.内面の独白でもって世界の真実を物語る。
16.重要かつ貴重な中心は、眼の奥にある眼である。
17.自分自身を回想し驚きつつ書く。
18.含蓄ある並みの眼から抜け出て、言葉の海を泳いでいく。
19.永遠に損失を受け入れる。
20.人生の聖なる輪郭を信じる。
21.心のなかで傷つかずに、あらかじめ存在する流れを描写するように努める。
ジャック・ケルアック
(「エヴァ-・グリーン・レヴュ-」誌 城戸朱理 訳より)
ジョン・レノン
ブライアン(ジョーンズ/ローリング・ストーンズ)こそ
本当のハーモニカの演奏だった。
俺はただ吹いたり吸ったりするだけなんだから。
ジョン・レノン
ジャニス・ジョプリン
気持や愛をなくしてるのに、生きる理由がある?
なにもないってことはないんだ。
何かが足りないってことが、ブルースをうたわせる。
あんたが、まっぱだかでいて別に気にならないなら、気狂いみたいに幸せでいられるよ。
つまり、ドレスアップして、かっこよく見えるようにしたいって思えば、ブルースを手に入れられるのさ。
アパートの部屋で、毎晩ひとりで坐ってテレビ見てて、なんにも気にならないのなら、淋しいって思わないだろうよ。
でも、誰かといたい、触れ合いたい、喋りたい、抱きたい、料理をしてやりたいって思ったら、あんたは孤独になるんだ。
つまり、何かがないから悲しくなるんじゃない。
何かがこうあっててくれれぱって思うから悲しくなるんだよ。
穴だよ。うつろな空間だよーーーー。
あんまり考えすぎるんだと思うんだ。だから飲むんだ。
ジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)
パンクとは、
自分は自分として誇りを持つために、
まず自分の内部にある力を
信じることからはじめなきゃいけないと叫んだ
最初の芸術形態だったんだ。
ジョー・ストラマー
ジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)
あいつらと一緒にいる時が一番嬉しい。
あいつらは俺たちを必要としている。
俺たちのロックンロールが
毎日暮らしていくために必要なんだ。
アメリカじゃ興味だけで俺たちを見に来る。
家に帰ったらイーグルスでも聴いているんだ、ヤツら。
ジョー・ストラマー(ザ・クラッシュ)
ジャン・アンリ・ファーブル
一分間さえ休む暇のないときほど幸せなことはない。
働くこと、これだけが生き甲斐だ。
ジャン・アンリ・ファーブル
人間というものは、進歩に進歩を重ねた挙げ句の果てに、
文明となづけられるものの行きすぎのために自滅して斃れててしまう日が来るように思われる。
ジャン・アンリ・ファーブル
ジョン・クレロン・ホームズ
ジャック(・ケルアック)は本気で「ビートの王様」という自分につけられたイメージから逃げようとしていた。忘れてほしかったんだ。
酒が生活に侵入してきた理由はそれだった。
彼はいつも大量に飲んでいた。凄い量だった。私たちはみんなそうだった。
いまでもそうしている者もいる。だが、ジャックは気楽に飲んでいたわけじゃな
い。本気で飲んでいた。飲む理由があったんだ。
ジョン・クレロン・ホームズ
ジョニー・ウィンター
黒人は肌の色が黒いから
ブルースをプレイした。
オレは肌の色が白すぎたから
ブルースをプレイしたのさ。
ジョニー・ウィンター
ジェリー・リー・ルイス
オレが一番とは思わないさ。
でも最高なんだ。
ジェリー・リー・ルイス
椎名林檎
パンクは生き還らないが、
此処には何時の時代の誰より
莫迦で律気な人達が居る。
刹那、万歳。
椎名林檎
シド・ヴィシヤス(セックス・ピストルズ)
奴(ジョニー・ロットン)は友達だった。
とてもいい奴だよ。俺は奴が好きだった。
本当に。奴はラジカルだった。
奴が俺をどう思っていたかは知らないが、
俺は親友だと思っていた
(セックス・ピストルズ)
ジョニ-・ロットン(セックス・ピストルズ)
だまされたような気分に
なったことはないか?
ジョニ-・ロットン(セックス・ピストルズ)
ジミ・ヘンドリックス
アニマルズのラスト・ライヴがセントラル・パークであった時、べーシストのチャス・チャンドラーとマイク・ジニフリーにイギリス行きを誘われた。
OKした理由は、イギリスに行ったことがなかったからさ。
オレの人生は、すべてがそんな風に決まるんだよ。
それがオレの生き方なんだ。
インディアナポリスに行ったことがなけりゃ、どうしても行きたくなっちまうし、メンフィスヘ行ったことがなけりゃ、行ってみたくなっちまう。
すべてが風まかせなんだな。
それにイギリスではもっとデカイ音を出せるし、もっと落ち着けるんじゃないかと思った。
アメリカみたいに病んでないっていうか.心理的な障害も減るんじゃないかってね。セントラル・パークのフェスティバルに出るために、チャスはニューヨークに来ていて、オレたちのことを知ったらしいんだ。
それで、彼に誘われイギリスに渡ったのさ。
ジミ・ヘンドリックス
うーん、自己哲学ねえ。
そうだな、オレの人生の一部っていうか、オレ自身の一部かな。
つまり、音楽そのものなんだろうな。
そこから.オーディニエンスが恍惚状態に至っくれるのが、オレの考える理想的な効果かな。
だから偶発的なものはあるかもしれないが、敢えてヴァイオレンスなどを主題にする必要はないと思うし、オレたちの曲においては、それぞれの曲のエンディングで何らかの解答を示すべきだと考えている。
音楽は、オレたちの哲学だからだ。
でも、オレたちの音楽は発育過程にあって、かなり漠然とした形をしている。
ハイハイしているベイビーのようなもんさ。
ジミ・ヘンドリックス
一口に音楽と言うけれど、いろんな意味があるんだよ。
耳から入ってくるだけじゃなくて、心に響く音符もあるんだ。
飢えとかスラムとか人種差別への激しい怒り、俺の世界はそういう世界だ。
ジミ・ヘンドリックス
ジェフ・ベック
自分は内向的な人間で、何でも自分から言い出せずに、向こうから誰かがやってきて自分のうちのドアをノックしてくれるのをじっと待っていた。
でも自分から出ていかなきゃ誰も来ないと悟った。
こういうようにインタビューで話せば、
誰か若いヤツが来てくれると嬉しいんだけど。
ジェフ・ベック
ジーン・シモンズ
ドールスが成功しなかったのは、彼等がロックンロールの幻想の中で生きようとしたからさ。「ロックスターはいつも酔っぱらっているべきだ」というイメージ通り彼らはいつも酔っぱらっていた。
ジーン・シモンズ
ジョージ・ハリソン
ジョンがビートルズを解散させたいと言ったことについては覚えていないんだ。
メンバーは全員、抜けようとしたことがあった。
だから今さら驚くことじゃなかった。
全員が何年も前から辞めようとしていたんだ。
ポールはいろんなことを利用するのがうまいのさ。
今だってツアーに出る時は僕らが再結成する予定とかなんとか。
都合のいい話をマスコミに流すだろう。それが彼の得意技なんだよ。
すでに他のメンバーも全員バンドを離れていたわけだろう。
あの時ジョンが怒ったのはそこなのさ。
「待てよ、おれはもう抜けているんだぜ。
まるで彼が最初に脱退を考えたみたいじゃないか!」
ジョージ・ハリソン
ビートルズの物語の教訓はね、一番いい部分を受け入れたら、悪い部分もくぐりぬけなきゃいけないということなんだよ。
ジョージ・ハリソン
ジム・モリソン
アーティストの役割は、シャーマンやスケープゴートと同じなんだ。
人々は自分達の幻想をアーティストに投じて、それを現実のものにするんだ。そしてアーティストを破壊することで、自分たちの幻想を壊すこともできるんだ。
ジム・モリソン
アナーキー、カオスに関することなら何でも興味があるよ。
特に、何の意味もないと思える行動にね。
オレたちが描いている世界は文明の新しい辺境地域だ。卑猥で邪悪な世界さ。
ジム・モリソン
ジミー・グリーンスプーン
ドアーズのサウンドはL.Aサウンドだったけれどサンセット・ストリップのサウンドではなかったな。
スリー・ドッグ・ナイトやディリー・フラッシュやライノセロスといったストリップのバンドには、何かしら共通点があるんだ。
その点、ドアーズはユニークだった。
ジミー・グリーンスプーン(スリー・ドッグ・ナイト)
ジョン・ライドン
伝説のバンドとか言われるのはイヤだね。
俺達がやったことを認めてもらうのは構わないけれど、偶像化されるのは困る。
パンクの神様のように奉られるのはバカバカしい。
そんなのは作られたイメージだ。俺たちは人間なんだ。
ジョン・ライドン
ジョーイ・ラモーン
ビーチ・ボーイズの「Don’t Worry Baby」は素晴らしい曲だ。ハーモニーもメロディーも大好きだ。思わずカリフォルニアに住みたいと思ったものさ。
ジョーイ・ラモーン
ザ・フーの映画『ザ・キッズ・ア-・オールライト』を見た。最高に面白かったよ。ただのドキュメンタリーで終わるのではなく、ザ・フ-の魅力やひとりひとりの人柄もよく分かるし、なんと言ってもエキサイティングな演奏や彼等の才能に満ちているからだ。(もちろんこれは、俺と同じくらいザ・フーが好きだったらの話だけど)。
それに、俺には今のロックンロールの悲しい状況を表しているように思えて、ただの映画以上の価値があったんだ。映画を見終わってから、なぜか俺には怒りがわいてきて仕方がなかった。ザ・フーはロックンロールが表してるものや、今まで表してきたものを完壁な形で表現してると思う。1960年代であろうと70年代であろうと、80年代であろうと90年代であろうと、ロックンロールの定義はこれに尽きるぜ。大胆不敵、そして興奮だよ。それがとんでもないハメになっちまってるんだ。そのファッション性やメロディアスな曲に重点が置かれて、30分も退屈なギター・ソロが入るものや、バカでも分かるセックス・ソングなんていらないんだよ。
彼女が行っちまったって?そんなこと関係ねえよ!!!
今のガキ共は洗脳されて、すべてを奪われ騙されてるのと同じだよ。これはガキに責任があるわけじゃなんだ。だってほとんどのガキは、自分がそうなってることさえ気づいてないんだから。
ロックンロールは死にかけてる。
これはエルヴィスやジーン・ヴィンセントの時代(50年代)から、ロックンロールを殺そう殺そうとしてきたメディアのせいなんだ。奴等は若者がこの音楽を聴くとどうなるかっていうプロパガンダを広めてきた。それはこんな具合さ。健全な精神が毒され、手のづけられないセックス好きになり、3Pプレイに陥り、マリファナ扱いの愚かな麻薬常習犯になり、ドロップ・アウトし、何人も人を殺すようになってしまうって具合だよ。クソ食らえって言いたくなるが、清潔なイメージ・キャンぺーンを展開するにはこいつが最適なんだ。
パット・ブーンやドリス・デイを思い出せばいい。親が安心するソフトなパブリック・イメージってのはあれなんだよ。だがロックンロールってのは反逆者のものであり、追放された者の音楽なんだ。ロック・ミュージックってのは、親の楽しみのためにあるわけじやないんだ。
ジョーイ・ラモーン
ジェリー・リー・ルイス
エルヴィスに会いてぇよ。
ジェリー・リー・ルイス
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