好きにならずにいられない / Can’t Help Falling in Love:1961

特選ソングス

ロマンティックなラブソングだった「好きにならずにいられない」がライブのクロージングに使われた相乗効果で奥行きと広がりを与えた。スクリーンに閉じこもっていたエルヴィス・プレスリーにライブ・パフォーマンスがいのちを吹き込んだようだ。

スクリーンから飛び出した「好きにならずにいられない」から聴こえてくるのは、「もともとのいのち」に対する賛歌だ。

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エルヴィス・プレスリーの『バレンタイン・ギフト・フォー・ユー』はバレンタイン・デーに最適なエルヴィスのラブ・バラードが集められたアルバム。

なかでもエルヴィス・プレスリーの音楽的スケールの大きさを証明するのが「好きにならずにいられない」だ。

「もともとのいのち」をこめて、エルヴィスから。

人間は37兆の細胞のネットワークでできている。60兆という説もあります。
どちらが正解が知らないが、小さな体に兆単位の細胞があること事態、そしてなにより一体誰の指示でそれだけの細胞が、しかもネットワークで存在しているのか、奇跡としか言いようがない。「これが私です」と差し出せる私は「細胞を収納した肉体」だけだ。

もともとのいのちは、いのちの源泉であって、自然の置き換えて表現すると川の源泉のようなものだ。街中を流れる川の源泉を探れば山の奥の原生林の奥の奥にたどり着き、休むことなく湧き出しているのに似ている。

つまり生命保険でいう精子と卵子で誕生した命とは別のもので、原子・量子をはじめ、無数の縁で育まれたもの。精子と卵子は一要素にすぎない。
ロボットのように人間は作れない。

だからエルヴィスの歌を聴いて涙を流す理由を説明できない。
エルヴィスの源泉に触れたからだが、「あなたの源泉」は何ですかってエルヴィスに聞いたところでエルヴィスも答えられない。

それは好きな人は好きで、ずっと会っていなくても、出会った瞬間に「あなたがいちばん」になってしまう理由もそこにある。
「もともとのいのち」はひとつしかないのです。

好きにならずにいられない / Can’t Help Falling in Love

「好きにならずにいられない」はジャン・パウエル・エジート・マルティーニ作曲の「愛の喜び」をアレンジし、エルヴィス用に作り直した楽曲、映画『ブルー・ハワイ』の挿入歌である。

クラッシックにまで手を出している現象は「エルヴィスは何でも歌う」を実証しているが、それを全部エルヴィス・プレスリーの音楽というジャンルに仕上げてしまうに留まらず、永遠のスタンダーにしてしまう点が半端ではない。

類稀な天性の才能こそ「アーティスト・オブ・ザ・センチュリー」と呼ばれる由縁だ。

ゴスペルやブルース、カントリーに対して造詣が深くない日本では、「好きにならずにいられない」が、エルヴィス・プレスリー最高のヒット曲の印象を与えるほどに知られているが、ボブ・ディラン、ボノ、セリーヌ・ディオン、ブルース・スプリングスティーン、コリー・ハートなどカヴァーしているミュージシャンを挙げればキリがないほど、CM、映画のサントラにも多く使用されている。ディズニーの「リロ&ステッチ」でもクロージングに使用されていました。

1961.3.12-13録音の「好きにならずにいられない」を最初に聴いたのは「ロカ・フラ・ベイビー」のB面、本当は両A面だが、どちらかと言うと「好きにならずにいられない」がA面のはずだが、国内盤は「ロカ・フラ・ベイビー」だった。

廃盤セールで買ったお買得のシングル、ほとんど「ロカ・フラ・ベイビー」ばかり聴いていた。
やがて『エルビス・オン・ステージ』で「好きにならずにいられない」を観ることになるが、『ブルー・ハワイ』のサントラとは全く違うド迫力に感動!観客全員を抱きしめるようなその姿は、とってもロマンティックな光景である。

『エルビス・オン・ステージ』のいま、この瞬間に自分をぶつけていく汗まみれの姿の方が遥かにロマンティックでロマンスの香りがプンプンする。

https://genkipolitan.com/elvis/rock-a-hula/

エルヴィス・プレスリーのブルー・ハワイ/Blue Hawall
エルヴィス・プレスリーの大ヒットアルバム&映画『ブルー・ハワイ』の青春映画のバイブルだ。 日本映画にもその影響は顕著で、J-POPSのルーツというべき「加山雄三の若大将シリーズ」はその代表だ。 「ブルー・ハワイ」ではELVIS PRESLE...

急ぐ者は愚かなのか

賢者は云う、愚か者のみ、愚か者のみが事を急ぐと

だが私は、だが私は、

恋に落ちるのをどうすることも出来ない・・・

この歌詞はその理解の仕方で、人を幸福に誘いもするし、不幸にも誘う。

急ぐ者は愚かなのだろうか?

考えてみると恋のドラマというものは正確には恋の関係成立に向かうドラマであって、恋そのものではない。

しかし人間とは恋だけに生きてる者ではない。
何かをするために生きている。
何かをするためのエネルギーとなる恋こそが宝物。
恋の関係成立に時間をかけているのが勿体ないのだ。

だから最初から恋せずにはいられない気持ちを出さなければ時間が勿体ない。
人生とは時間そのもの。時間には責任が伴う。
自分を含めて相手の時間を奪う権利は誰にもない。

とっても丁寧に歌われた映画「ブルー・ハワイ」の「好きにならずにいられない」と『エルビス・オン・ステージ』の「好きにならずにいられない」は同名同曲だが、エルヴィスが観客に向かってエルヴィス自身の「もともとのいのち」を投げ込むとき、エルヴィスからのメッセージはまったく違うように聴こえる。

エルヴィス・プレスリーの魂

エルビス・プレスリー・イン・パーソン

知人にオーストラリア先住民族アボジリニの血をひく白人女性がいる。

彼女は日本に来る前、結婚していて2児の母親だった。
まだ30才にもなっていなかったが、ある時、医師からガンの宣告を受け、長く生きられないことを通告された。

そこで彼女は旦那さんに自分のために重荷を一切背負わせたくないと考えた。
「気にせずに新しい素敵な人を見つけてやりなおしてほしい、子供は私が責任をもって育てる。いざとなったら母と弟が育ててくれる。幸福になってほしい。これまで幸せだった、ありがとう」と言って離婚を申し出た。

そしてハイスクール時代から興味をもっていた日本に行くことを決心し、子供ふたりと同じく日本に興味を持っていた友人とバックパックひとつでやってきた。

不動産会社に就職した。
後を追いかけてふたりの弟もやってきた。
本人は営業、秘書。弟たちはビルやマンションのメンテナンスをするということで同じ会社で働くことになった。

やがて彼女はドイツ人の男性とバーで知り合って恋におちた。

彼は二人のこどもを自分の子供のように可愛がった。

ボクのオフィスの近くにある幼稚園に子供を迎えにくる彼をよく見たし、子供を連れて立ち寄った。ぼくは子供たちともよく遊んだ。

そして彼女と彼は結婚した。ドイツとオーストラリアでそれぞれ結婚式を挙げた。

やがて彼女はオーストラリアに子供や母親のことを考えて帰国した。

彼はいまも日本で働いていて2~3ヶ月に1回オーストラリアに向かう。
夏季休暇はポルトガル語を修得するためにふたりしてポルトガルで過ごしたりする。

ふたりは離れていても同じものを同じ角度から同じ視線で見ているのだ。

弟は某企業のラグビーのコーチをして、末っ子はアフリカに行った。
そこでたまたま乗ったバスで、隣に座った老人からガスが出るという話を聞いた。

やがて会社を興した。いま末っ子が社長になり、彼女と上の弟は重役になった。

彼女はいまオーストラリアの大邸宅にふたりの子供と母親と住んでいる。

旦那さんはいまも日本で働いていて相変わらず2~3ヶ月に1回オーストラリアに向かう。

ガンは消えたのだ。

ウソのようなホントの僅か4~5年の話。
彼女は川の流れに身を任せているだけなのだ。
しかし溺れずにきれいに流れているのは、心をニュートラルにして、自分を信じて、しっかり抱きしめているからなのだ。

だからガンさえも飛んでいってしまったのだろう。
たとえ再発しても、最初から覚悟してパートナーになってくれたドイツ人の彼なら自分が亡くなっても子供を守ってくれると思ったから決意したのだ。

他人のネガティブな物差しに惑わされずに、他人にリスクを背負わすこともなく、ひとりひとりがリスクを自分のものとして受け入れて生きるからこそ、

賢者は云う、愚か者のみ、愚か者のみが事を急ぐと
だが私は、だが私は、

恋に落ちるのをどうすることも出来ない

というフレーズがとてつもなく素晴らしい。

いのちの源泉

本物のロマンティックはおむつやガーゼの匂いに包まれている。
自分と相手の人生を自分が引き受け相手が寄り添い支える、ありのままの自分を生きることは決して簡単ではない。だからエルヴィスは砂糖に包んで投げ込む。

砂糖菓子のようにひとときのやすらぎであっても、それに終わらず、チョコレートがエネルギー源になるように、勇気になるのがエルヴィスの「もともとのいのち」が練りこまれているからだ。

エルヴィス・プレスリー、魂のバラード「好きにならずにいられない」は、こういう人の歌であると思っている。映画版、ライブ版趣は違うが、それぞれに人生の局面に寄り添う。

賢者は云う、愚か者のみ、愚か者のみが事を急ぐと

だが私は、だが私は、

恋に落ちるのをどうすることも出来ない

もしとどまったとしても、それは、それもまた罪

恋をせずにはいられないのだとしたう

川が確実に海に向って流れるように

いとしい人よ、これもまたそのように、何かのさだめ

私の手を取り、このすべてのいのちを貴女のものに

なぜなら、恋に落ちずにはいられない

好きにならずにはいられない、私なのだから

「好きにならずにいられない」は、人生の大切にしたいと思う人の歌であってほしい。
映画の劇中で恋人のおばあちゃんに捧げるように歌うエルヴィス。
観客に向かい、これでお別れ、いつまでも元気に幸せに暮らしてくださいね。
みなさん、つらくても元気に暮らしてねという祈りの歌だ。

『エルビス・オン・ステージ』のラスト・シーン、エルヴィスがステージ中央、獅子のように絶唱する。そのは「もともとのいのち」を讃えている。

I can’t help falling in love with you

エルビス・プレスリーの「好きにならずにいられない

Wise men say only fools, only fools rush in

But l, but l, I can’t help falling in

Love with you

Shall I stay, would it be, would it be a sin

If I can’t help falling in love with you

Like a never flows surely to the sea

Darling, so it goes, some things remount to be

Take my hand, take my whole life too

For I can’t help falling in love with you

For I can’t help falling in love with you

37兆の細胞ネットワークを育てた「もともとのいのち」

心があるのは人間だけではない、

動物や植物はもちろんモノや道具にも心がある。

エルヴィスに限らず楽曲はどれも、必ずメッセージを持っている。

感受性を開いて耳を傾ければ、誰もが、いのちの源泉から流れ出た水が川を辿り確実に海に向って流れるメッセージを受け取ることができる。
いのちからいのちへ「好きにならずにいられない」がボクに送ってくれるメッセージは、自分の「もともとのいのち」を自分の人生に投げ込み、捧げて、引き受けなさいといっているようだ。

心をわしづかみしょうとして、最後にして最大の一瞬に向かって、突き進むエルヴィスに緊張する。やり直しのきかないことを十分に承知したエルヴィスが緊張を隠してファンサービスをしながら進んでいるのが手にとるようにわかる。その分、その状況によって、歌がなおざりになることがあっても仕方がない。
儀式ではない。わかっている。
ここで大事なのは「今夜はありがとう、元気でいてくれ」なのだ。
もともとのいのち同士のハグなのだ。

ELVIS~THAT’S THE WAY IT IS/エルビス・オン・ステージ

エルビス・プレスリーの「ブルー・ハワイ」

Perfect Elvis Presley: The Movie Soundtracks 20 Original Albums

  2. (Let Me Be Your) Teddy Bear
  3. Loving You
  4. Got a Lot O’ Livin’ to Do!
  5. Lonesome Cowboy
  6. Hot Dog
  7. Party
  8. Blueberry Hill
  9. True Love
  10. Don’t Leave Me Now
  11. Have I Told You Lately That I Love You
  12. I Need You So
  13. Jailhouse Rock
  14. Young and Beautiful
  15. I Want to Be Free
  16. Don’t Leave Me Now
  17. (You’re So Square) Baby I Don’t Care
  18. Treat Me Nice
  19. I Beg of You
  20. Don’t
  21. Playing for Keeps
  22. Shake Rattle and Roll
  23. Good Rockin’ Tonight
  24. I Don’t Care If the Sun Don’t Shine
  25. King Creole
  26. As Long As I Have You
  27. Hard Headed Woman
  28. Trouble
  29. Dixieland Rock
  30. Don’t Ask Me Why
  31. Lover Doll
  32. Crawfish
  33. Young Dreams
  34. Steadfast, Loyal and True
  35. New Orleans
  36. Tonight Is So Right for Love
  37. What’s She Really Like
  38. Frankfort Special
  39. Wooden Heart
  40. Gi Blues
  41. Pocketful of Rainbows
  42. Shoopin’ Around
  43. Big Boots
  44. Didja’ Ever
  45. Blue Suede Shoes
  46. Doin’ the Best I Can
  47. Follow That Dream
  48. What a Wonderful Life
  49. I’m Not the Marrying Kind
  50. Sound Advice
  51. Angel
  52. King of the Whole World
  53. This Is Living
  54. Riding the Rainbow
  55. Home Is Where the Heart Is
  56. I Got Lucky
  57. A Whistling Tune
  58. Flaming Star
  59. Summer Kisses, Winter Tears
  60. Blue Hawaii
  61. Almost Always True
  62. Aloha Oe
  63. No More
  64. Can’t Help Falling in Love
  65. Rock-A-Hula Baby
  66. Moonlight Swim
  67. Ku-U-I-Po
  68. Ito Eats
  69. Slicin’ Sand
  70. Hawaiin Sunset
  71. Beach Boy Blues
  72. Island of Love (Kauai)
  73. Hawaiian Wedding Song
  74. Girls! Girls! Girls!
  75. I Don’t Wanna Be Tied
  76. Where Do You Come from
  77. I Don’t Want to
  78. We’ll Be Together
  79. A Boy Like Me, a Girl Like You
  80. Earth Boy
  81. Return to Sender
  82. Because of Love
  83. Thanks to the Rolling Sea
  84. Song of the Shrimp
  85. The Walls Have Ears
  86. We’re Coming in Loaded
  87. Beyond the Bend
  88. Relax
  89. Take Me to the Fair
  90. They Remind Me Too Much of You
  91. One Broken Heart for Sale
  92. I’m Falling in Love Tonight
  93. Cotton Candy Land
  94. A World of Our Own
  95. How Would You Like to Be
  96. Happy Ending
  97. Fun in Acapulco
  98. Vino, Dinery y Amor
  99. Mexico
  100. El Toro
  101. Marguerita
  102. The Bullfighter Was a Lady
  103. (There’s) No Room to Rhumba in a Sports Car
  104. I Think I’m Gonna Like It Here
  105. Bossa Nova, Baby
  106. You Can’t Say No in Acapulco
  107. Guadalajara
  108. Love Me Tonight
  109. Slowly But Surely
  110. Kissin’ Cousins (Number)
  111. Smokey Mountain Boy
  112. There’s Gold in the Mountains
  113. One Boy Two Little Girls
  114. Catchin’ on Fast
  115. Tender Feeling
  116. Anyone (Could Fall in Love with You)
  117. Barefoot Ballad
  118. Once Is Enough
  119. Kissin’ Cousins
  120. Echoes of Love
  121. (It’s a) Long Lonely Highway
  122. Viva Las Vegas
  123. What’d I Say
  124. If You Think I Don’t Need You
  125. I Need Somebody to Lean on
  126. C’mon Everybody
  127. Today, Tomorrow and Forever
  128. Night Life
  129. Santa Lucia
  130. Do the Vega
  131. You’re the Boss
  132. The Yellow Rose of Texas/The Eyes of Texas
  133. The Lady Loves Me
  134. Roustabout
  135. Little Egypt
  136. Poison Ivy League
  137. Hard Knocks
  138. It’s a Wonderful World
  139. Big Love, Big Heartache
  140. One Track Heart
  141. It’s Carnival Time
  142. Carny Town
  143. There’s a Brand New Day on the Horizon
  144. Wheels on My Heels
  145. Girl Happy
  146. Spring Fever
  147. Fort Lauderdale Chamber of Commerce
  148. Startin’ Tonight
  149. Wolf Call
  150. Do Not Disturb
  151. Cross My Heart and Hope to Die
  152. The Meanest Girl in Town
  153. Do the Clam
  154. Puppet on a String
  155. I’ve Got to Find My Baby
  156. You’ll Be Gone
  157. Harem Holiday
  158. My Desert Serenade
  159. Go East – Young Man
  160. Mirage
  161. Kismet
  162. Shake That Tambourine
  163. Hey Little Girl
  164. Golden Coins
  165. So Close, Yet So Far (From Paradise)
  166. Animal Instinct
  167. Wisdom of the Ages
  168. Frankie and Johnny
  169. Come Along
  170. Petunia, the Gardener’s Daughter
  171. Chesay
  172. What Every Woman Lives for
  173. Look Out, Broadway
  174. Beginner’s Luck
  175. Down By the Riverside/When the Saints Go Marching in
  176. Shout It Out
  177. Hard Luck
  178. Please Don’t Stop Loving Me
  179. Everybody Come Aboard
  180. Paradise, Hawaiian Style
  181. Queenie Wahine’s Papaya
  182. Scratch My Back (Then I’ll Scratch Yours)
  183. Drums of the Islands
  184. Datin’
  185. A Dog’s Life
  186. House of Sand
  187. Stop Where You Are
  188. This Is My Heaven
  189. Sand Castles
  190. Stop, Look and Listen
  191. Adam and Evil
  192. All That I Am
  193. Never Say Yes
  194. Am I Ready
  195. Beach Shack
  196. I’ll Be Back
  197. Spinout
  198. Smorgasbord
  199. Tomorrow Is a Long Time
  200. Down in the Alley
  201. I’ll Remember You
  202. Double Trouble
  203. Baby, If You’ll Give Me All of Your Love
  204. Could I Fall in Love
  205. Long Legged Girl (With the Short Dress on)
  206. City By Night
  207. Old MacDonald
  208. I Love Only One Girl
  209. There Is So Much World to See
  210. It Won’t Be Long
  211. Never Ending
  212. Blue River
  213. What Now, What Next, Where to
  214. Guitar Man
  215. Clambake
  216. Who Needs Money?
  217. A House That Has Everything
  218. Confidence
  219. Hey, Hey, Hey
  220. You Don’t Know Me
  221. The Girl I Never Loved
  222. How Can You Lose What You Never Had
  223. Big Boss Man
  224. Singing Tree
  225. Just Call Me Lonesome
  226. Speedway
  227. There Ain’t Nothing Like a Song
  228. Your Time Hasn’t Come Yet, Baby
  229. Who Are You? (Who Am I?)
  230. He’s Your Uncle Not Your Dad
  231. Let Yourself Go
  232. Your Groovy Self
  233. Five Sleepy Heads
  234. Western Union
  235. Mine
  236. Goin’ Home
  237. Suppose

バレンタイン・ギフト・フォー・ユー

バレンタイン・ギフト・フォー・ユー/エルヴィス・プレスリー

グレイスランドの前、エルヴィス・プレスリー大通りで、”キャンドルサービス”を待つ列に顔のない女性がいた。どうしたのか気の毒に顔の大半に皮膚がない。
その女性はそれを隠そうともせずに立っていた。

もしかしてコンサートでいつものように、エルヴィスは彼女に「ラブ・ミー・テンダー」を歌いながら、キスしたのかも知れないと思った。
あるいは彼女はかって自殺を考えたのかも知れない、レコードのエルヴィスが遠くから止めたのかも知れない。・・・ボクは空想していた、

その時、テレビ局は彼女にもインタビューしていた。
彼女がそこに立ち、カメラマンはカメラを向けて、インタビュアーはきちんとインタビューしている、
この関係がエルヴィスの家の前で成立していることに素敵だと思った。
実際はどうであれ、ボクの想像は実際に起こったのも同然だと思った。

ボクのイメージも、多くのファンのイメージも、エルヴィス・プレスリーとはそういう人である。映画「グレイスランド」でハーベイ・カーテルが演じた死後も生きているエルヴィス・プレスリーだ。

自分のやりたいことは自分にしか分からない、自分を好きになるためには、「もともとのいのち」に耳を傾けて、自分を信じて、自分を解き放ち、自分の人生の川に、自分を投げ込み、大いなる海へ出ればいい。

エルヴィス「もともとのいのち」は永遠

エルヴィス・ザ・コンサート
ディスク:1

  1. . イントロダクション「ツァラトゥストラはかく語りき」
  2. シー・シー・ライダー
  3. バーニング・ラヴ
  4. スティームローラー・ブルース
  5. 愛さずにはいられない
  6. ジョニー・B・グッド
  7. ユー・ゲイヴ・ミー・ア・マウンテ
  8. .ポーク・サラダ・アニー
  9. ふられた気持ち
  10. ブラウド・メアリー
  11. ネヴァー・ビーン・トゥ・スペイン
  12. ジャスト・プリテンド
  13. 想い出のバラード
  14. イン・ザ・ゲットー
  15. 偉大なるかな神
  16. 明日に架ける橋

ディスク:2

  1. トラブル~ギター・マン|ギター・マン
  2. ハウンド・ドッグ
  3. テディ・ベア~冷たくしないで|冷たくしないで
  4. 恋にしびれて
  5. ハート・ブレイク・ホテル
  6. ワン・ナイト
  7. ラヴ・ミー・テンダー
  8. ワンダー・オブ・ユー
  9. ローディ・ミス・クローディ
  10. 時のたつのは早いもの
  11. サスビシャス・マインド
  12. アイル・リメンバー・ユー
  13. 恋の大穴
  14. マイ・ウェイ
  15. アメリカの祈り
  16. 好きにならずにいられない
  17. クロージング・ヴァンプ

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