エルヴィス・プレスリーの「サンタが町に来る」

エルヴィス・プレスリー・クリスマスアルバム 特選ソングス

エルヴィス・プレスリーのクリスマスアルバムには、いわゆる人気のあるミュージシャンが人気に乗って録音したものとは違う特長があります。

アカヂミックな選曲が為されているのは、エルヴィス自身が幼い頃から教会に通い、教会音楽を通じて音楽の基礎を学んできた軌跡そのものだということです。

「サンタが町に来る」は、プレスリーのために作られたオリジナルですが、そこに息づいているのは、まぎれもないゴスペルを基礎にしたクリスマス・ブルースです。

サンタが町に来る / Santa Claus is back in town

エルヴィス・プレスリー初のクリスマスアルバムの一局目に収録されたのが「サンタが街に来る/Santa Claus is back in town 」です。

エルヴィス・プレスリーの宇宙的大ヒットとなっただけでなく、ロックンロールというジャンルを確立した「ハウンドドッグ」を作ったことでも知られるロックンロールの最強コンビ。

ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーがエルヴィスのために作ったクリスマスソング。

エルヴィスは胸のすく溌剌としたシャウトを聴かせる。
サンタの唖然とする表情が目に浮かぶ一味も二味も違うエモーショナルなクリスマスソングに仕上がっている。
クリスマス・ブルースと呼ばれていることでも有名な曲。

エルヴィス・プレスリーのクリスマスアルバム(レコード)

全米を黙らせたゴスペル・パフォーマンス

プレスリー初のクリスマスアルバムは、

ロックンロールというジャンルが確立されていなかった時代。熱狂的な人気を得る一方、エルヴィスへの猛烈な批判が全米中で湧き上がっていた真っ只中、TV「エド・サリバンショー」に出演。

ロックンロールとは打って変わったゴスペル「谷間の静けさ」を神聖な雰囲気を漂わせて歌うエルヴィスのパーフォーマンスはテレビを通じて全米に感動を与えて、自分への批判を鎮めた。
「ハウンドドッグ」「冷たくしないで」でもエルヴィスのバックを務めたザ・ジョーダネアーズの存在も忘れられない。してやったりのパフォーマンスは司会者エド・サリバンのコメントにも表れていた。

その一週間後に録音したのが、「サンタが街に来る/Santa Claus is back in town 」でした。のびのびとした50年代らしい若々しいパフォーマンスが光る。

「谷間の静けさ」など4曲のゴスペルと、新しく録音したクリスマスソング8曲を加えて、クリスマスアルバムとして1957年11月にリリース、たちまちミリオンセラーを記録した。

エルヴィス・プレスリーの「サンタが町に来る」

エルヴィス・プレスリーのクリスマスアルバム

クリスマスだぜ、ベイビー
空から雪が降っている
クリスマスだぜ、ベイビー
空から雪が降っている
いい子にしてなよ
サンタが町に戻ってきた

トナカイのひく橇に乗ってるわけでなく
背中に袋もしょってない
代わりに乗りつけてやるぜ
でっかい黒のキャデラック

*クリスマスだぜ
かわいいベイビー
空から雪が降っている
いい子にしてなよ
サンタが町に戻ってきた

靴下をつるして
明かりを消せば
サンタクロースが来るぜ
今夜、おまえの煙突から

*くり返し

エルヴィス・プレスリー

The RCA Albums Collection

エルヴィス・プレスリーがRCAに残した57作のアルバムとレア音源集を収めたCD60枚豪華ボックス。

2016年は1956年、RCAから『エルヴィス・プレスリー登場』でメジャー・デビューを果たしてから60年という記念すべき年。
エルヴィスがRCAに残した57作のアルバムとレア音源集を収めたCD60枚豪華BOX『アルバム・コレクション』が2016年3月にリリースされる。

未発表曲やLPのフォーマットに初収録の楽曲を収録したコンピレーション、エルヴィスの伝説的なサン時代のセッション(1954年・1955年、プレスリーのRCAとの契約前にメンフィスのサン・スタジオにて録音)、RCA移籍後初のセッション(1956年1月10日)、スタジオ録音やサウンドトラック、ライヴ盤といったエルヴィスの重要な正規リリースのアルバムが収められたこの内容は、ファン必携のアイテムといっていいだろう。

このボックスの特出すべきところは、エルヴィスをスターの座へと急上昇させた1956年のスタジオ・アルバム『エルヴィス・プレスリー登場!』と『エルヴィス』、『さまよう青春』、『闇に響く声、『G.I.ブルース』、『ブルー・ハワイ』、『青春カーニバル』等の、彼の映画サウンドトラックLP全17作、

1969年に行われたアメリカン・サウンドでのセッションから生まれたアルバム『エルヴィス・イン・メンフィス』と『バック・イン・メンフィス』のエルヴィスが1960年代に録音した見事なナッシュヴィルの作品群、

『エルヴィス・オン・ステージVol.2 』(1970年)、『エルヴィス・イン・ニューヨーク』(1972年)、『アロハ・フロム・ハワイ』(1973年)といったキングの1970年代の輝かしいライヴ・コンサート録音、

1958年から1968年にかけてリリースされ、アルバム収録外のヒット曲の多くを収録した『エルヴィスのゴールデン・レコード』シリーズを含むコンピレーション、プレスリーの映画用に録音されたものの従来のサウンドトラック・アルバムには収録されなかった楽曲を集めたレア盤であるRCAカムデン“廉価盤”シリーズ、その他の入手困難な楽曲などが収録されていることだ。

また、見開き式・型打ち抜き式ジャケット、オリジナル盤にあったRCAの投げ込みやステッカー、オリジナル盤のサイド1ラベルを復刻したCDラベルなど、それぞれオリジナル盤のパッケージを詳細に再現。付属の300ページにも及ぶハードカバーの解説書にはエルヴィス・プレスリー研究家のジョン・ジャクソン執筆による洞察に満ちた記録、ディスコグラフィー、レコーディング・セッションの詳細(日時、場所、参加メンバー等)などが掲載されており、これだけでもファンにとっては喉から手が出るほどの貴重な資料となるものである。

ボーナス・ディスクとして、重要なレア・トラックを収録した3枚のCDが収録されるのも嬉しい。(以上、Amazonより抜粋)

かってリリースされるたびに買い集めた費用に置き換えたら愕然として俺の人生なんだったと絶叫したくなる!

コメント

タイトルとURLをコピーしました