アル・クーパーが飛び入りしたボブ・ディランの<ライク・ア・ローリング・ストーン>が収録されている歴史的名盤は、激しいロックだ。
そればかりではない「歌」そのもの概念を全く変えてしまった。
ち密な計算と即興とが微妙な色彩を表現している。
名もなく姿もなく失うものもないことが素晴らしいことなんだと伝えてくる。
本来であれば苦しんだり悩んだりすることが、ここでは爽やかな自由に変わっていく。
路傍の石はじっとせずに転がって愉しくなれるのだろうか?
プロレスなどで選手がリングにあがる時にテーマ曲が流れる。
それと同じようにひとりひとりが自分を発見するための戦闘に出る時のテーマ曲だ。
<ロッキー>よりは
脳を使うかも知れない。
どっちでもいいけど、人の好みの問題。
道に座り込んで聴いてもいいし、部屋の灯りを消して聴いてもいい。
しかし自分の最良の精神が石以上のものにはしておきたいよね。
だから 、BGMにするのはもったいないよ。